はじめに
- 2023年3月作成:シーズン8(「黒き鎧」全体禁止環境)
- 2023年7月7日追記:シーズン8-2更新発表直後
- 2023年8月3日追記:歴史家レンリ(遺物)型について追記
最近握ってみている、衣算(レンリ/アキナ)について書きます。相当に癖があるものの、握ってみて楽しい(?)デッキなので皆様是非握ってみましょう。※友達がいなくなっても責任は負いません。
想定読者
初級者、偽証のルール・アキナのギミックについて(なんとなく)理解していること。
特徴
レンリ(衣)について
乱暴に説明すれば、いらない手札を2/1or1/2攻撃だと偽って使用できるメガミ。通常札に前進札が2枚(うち1枚は対応)あり、間合1-2の「嘘突き」で任意のカードを表向きにできる。
アキナ(算盤)について
捨て札・切札に「投資券」とついたカードがあると、いろいろあって相手のオーラやフレアやライフを自分のオーラに吸えるメガミ。間合4-5の「恫喝」・全力付与の「直接金融」を表にしたい。
衣算について
上記を足し算して、間合1に張り付いて偽証「嘘突き」で「恫喝」や「直接金融」を無理やり表にして投資ギミックでリソース差をつけて戦えれば、おもしろそうじゃない?
サンプルデッキ・回し方
サンプルデッキ(下線は確定枠)
嘘突き/玄塗り/魚吊り/惹き騙り/算盤玉/恫喝/直接金融
ラナラロミレリラ/開方冥式切取法/源上安岐那の御明算
リーサル手段に切取法を採用したデッキ。魚吊り・玄塗りで攻撃が2間合以遠の相手に対しては一定の防御力がある。手札からの一斉攻撃対策にラナラロミレリラを採用。大型切札打点は回収ギミックでそもそも飛んでこない想定。
回し方
マリガンは直接金融を引きつつ、恫喝を3Tに振れるように調整。
1巡目は直接金融と恫喝を普通に使い、惹き騙りあたりを持ち越して再構成。
2巡目以降は、惹き騙り・偽証「魚吊り」等を適宜使用して1間合に引きこもりつつ、本物の嘘突き・恫喝・直接金融・その他いらないカードで極力毎ターン嘘突きとして偽証する。
投資券で偽証「嘘突き」して反証されなければ当然表返し、ライフ1打点+相場アップ+投資券を得る。逆に本物を反証されれば1焦燥を追加で与えられるのでうれしい。
本物の嘘突きが見えるなどして偽証「嘘突き」の中身が偽物だとバレる場合もあるが、投資券を表にするのが主目的なため(リソースが余っている限り)それでも偽証「嘘突き」として問題ないことが多い。
ひたすら1間合でリソース差をつけ続け、リーサルラインまで降りてきたら切取法を当ててフィニッシュ。
入れ替え候補
- 投機:主に算盤玉の枠。纏い直しが必要と思ったときに。
- ルルララリ:切取法と入れ替え。資本が大幅に減ることに注意。
- 夜山恋離のなれの果て:
心対面ならマストと思われる。(未検証)阿吽を展開した返しのターンに開ければ確定で完全論破できる。巫女神楽が欲しいかというとうーん。 - 大衍算顆手打表:切取法と入れ替えて対応切札2枚体制で耐久したいときに。
小技集
(随時追加予定)
- 嘘突きの代わりに偽証「玄塗り」とすると、相手に即時オーラ1点と投資券の公開のどちらかを強いることができる。
ウザいだけ
どれくらい強いの?三拾一捨の横は?
基本的には、衣のギミックを悪用利用して算の主張を全力で通すデッキになります。そのため、アキナで勝てない相手には勝てないと思います。(未検証)
また、1間合でやることがある相手にはあまり勝てた例がありません(が、嵐鋸相手にクリンチして初見殺しくらいはできたので諸説)
三拾一捨の横についてですが、結局鋸とか雑に強いと思います。衣鋸が鋸Xとして特段の魅力があるわけでもなさそうですが。
まとめ
というわけで、最近握ってみている衣算の紹介でした。初めての構築紹介記事なので色々読みにくい・わかりにくい部分等あるかと思いますが、慣れると楽しいデッキなので是非回してみてください。
シーズン8-2更新についての雑感(2023年7月7日追記)(2023年7月23日再追記)
魚吊り
超つおい。御明算更新で簡単には宿せなくなったが、魚吊りのお陰でフレア不足にはならなさそう。 投資券で偽称魚吊りする行為については、魚吊りが2APに対して投資券がおおむね2APなので数字の上ではやってよい。 (再追記)実際のところ、まず間違いなく反証される。本物でも魚吊りを反証して対応がないことを確定させたいとのこと。投資券がおおむね2APといっても、相手の都合の良い方で受けられるためあまり嬉しくないのが現状。
直接金融
表で使用すると隙で割れて投資できないケースが存在するが、偽証嘘突きと言ってしまえば関係ない。 対応が揃ってるなら表で振っちゃってよさそう。 それはそうとして雑に表で振れる札じゃなくなったのはだいぶ痛い。
源上安岐那の御明算
元よりライフ以外を回収する事はあまりないので、思ったよりは影響が少なそうな気配。 (再追記)毎ターン宿してダストを枯らす動きがやりにくくなった(当社比)。けっこうつらい。
総評
オーラを剥ぎまくって玄塗りをライフに通すムーブは多少やりにくくなったが、良い偽証ネタを得たのでトントン〜上方修正くらいか。 (再追記)直接金融の弱体化が思ったより痛そう。良くて現状維持、世界がレンリの勉強を始めたので微マイナスまであるか。
歴史家レンリ(遺物)型について(2023年8月3日追記)
とりあえず、「最初の桜鈴」ってカードがマジヤバのヤバです。 要約:反証されなければ2AP、反証失敗なら1AP+ライフゲイン、いずれにせよダスト5以下なら伏せ札をボトムデック 単純に投機の枠に突っ込んで良さそうな感じ。
サンプルデッキ(下線は確定枠)
嘘突き/玄塗り/神授/魚吊り/惹き騙り/恫喝/直接金融
ラナラロミレリラ/開方冥式切取法/源上安岐那の御明算
回し方
1T、神授を使う前に直接金融を伏せて偽証「最初の桜鈴」と言ってみましょう。 完全に嘘ですが、2APと投資券を相手に選択させることができます。 初手直金がかなり弱体化したのでこういうのもアリになりました。
2T以降は投資券と本物を織り交ぜてとにかく偽証桜鈴を連打します。 あんまり反証されない場合、(特に1巡目は)伏せ札をボトムに送れるので再構成を遅延しながら毎ターン偽証桜鈴。
再構成になったら(投資券が伏せ札にあれば)嘘だと分かり切っていても偽証設置をしてよいでしょう。 反証された場合投資券が表になり、そのまま投資に回せます。にっこり。
あとは概ね上記衣算の回し方と同じになります。 必要に応じて偽証嘘突き・偽証魚吊りを織り交ぜながらひたすらゲームを遅延してライフ回収・嘘突きでライフを取って切取法で〆ましょう。
遺算あとがき
正直なところ、衣算の上位互換感が否めません。衣と算が同時に起源戦に来る世界はあと1年くらいは期待できないので、今から握るなら遺算からでよいでしょう。